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個片ユニット/特殊リニア

「個片ユニット」(サンプル品)のご紹介

個片ユニットは一般的に流通しているメカニカルスイッチのように接点を持っておらず、感触を演出する機能のみを有しています。そのためメンブレンシートと組み合わせることで良感触スイッチとして機能します。

この個片ユニットはキーボードだけでなく操作パネルなどの製品にも使用することが可能です。

  • 操作パネルの物理キーの感触をこだわりたい
  • 操作パネルのキー感触バリエーションを増やしたい
  • 操作パネルのキー感触を容易に変更したい
  • 社内で容易に実装可能なスイッチが欲しい
などのお悩みを持つお客様に対し開発を進めています。 個片ユニット方式であれば筐体にユニットを取り付け穴と接点シートを設けることで実現可能です。

また、この個片ユニットはカスタマイズ性に優れています。 個片ユニットはラバーとスプリングを使用して感触を演出していますが組み合わせを変えることでクリック感の強さ、クリック量、ONタイミングなどを容易に変更することが可能です。

新しいキー感触「特殊リニア」について

新しいキー感触の「特殊リニア」についてお話いたします。まず、リニア感触はクリック感が無い感触でストロークに対し比例的に荷重が大きくなるためスッキリとした押し心地です。 クリック感のあるキースイッチはクリックによって入力を感じることができますが、リニア感触はクリックが無いため操作画面でしか入力を認識することができません。

一般的にリニア感触のON位置はストロークの中間あたりに設定されていますが、入力が漏れないように強く押すと底打ちしてしまうため、反動による疲労の蓄積・騒音の原因となります。底打ちしないように軽く押すとONまで届かず入力漏れが生じてしまうことがあります。また、底打ちを防止するためあえて重いスイッチを使用する場合もありますが重いスイッチを使用することで疲労も伴います。

そんなリニア感触でも「入力を認識したい」、「底打ちも防止したい」という要望を実現したのがこの特殊リニアです。特性としては押し初めは軽く、ONすると一気に重くなるという今までに無い感触です。この荷重の変化によってリニア感触でありながら入力を認識することが可能です。ストロークエンド付近では意識しないと押しきれない荷重になるため指を止めることができ、底打ちを防止することができます。

私たちの一番のこだわりは感触であり、感触の様々なカスタマイズが可能です。入力デバイスの課題、キーボードをご検討の際にはぜひご相談ください。

関連記事:キースイッチの感触(クリック感とリニア感)

参考:「Libertouch 60%コンパクトキーボード0.45N」(サンプル品)

「Libertouch 60%コンパクトキーボード0.45N」をご紹介します。今までのLibertouchと大きく変わった点は、1キーずつ個片ユニット化している点です。

サンプル品作成にあたり目指したものは下記のとおりです。

  • Libertouchの感触を継承し、吸い込まれるようなソフトなクリック感と独自機構による打ち漏れを生じさせない確実な入力
  • バックライト機能を追加し、見た目の華やかさの演出や暗所でも快適なタイピングができること
  • 同時押しが必要なゲーム等にも使用できるよう、メンブレンキーボードでNキーロールオーバーを可能にする
  • 過去のLibertouchと同様のキー感触カスタマイズ(0.35N,0.45N,0.55N)に加えて、新感触「特殊リニア」をご提案

特殊リニアは新しい感触であり、ONまでが軽くONをすると重くなるような今までにない感触です。 さらに快適なタイピングを楽しんでいただけるよう開発を検討しています。

・本ページに記載している製品の情報は2024年12月18日現在のものです。