PRESS RELEASE
2018年6月21日
富士通コンポーネント株式会社
分散型大規模ネットワークソリューション開発を可能とするWirepas Meshネットワーク技術導入

図-1 ネットワークの3形態
富士通コンポーネントが導入したWirepas Mesh ネットワークは、従来技術に対し以下の点で優れています。
- 大規模、高密度のネットワーク構築が可能
- 各デバイスにおける消費電力の低減
- ネットワーク環境(周囲のノイズ、ノード数、干渉)の変化やデバイスの故障発生に応じて自律的にルートの再構築が可能(図-2)
- 優れた耐電波干渉性

図-2 自律的ネットワークルート再構築

左:メッシュノード/メッシュセンサーノード、右:メッシュモジュール
アプリケーション
照明コントロール
照明は人々の幸福な生活と生産性の上で重要な要素です。しかし、近い将来、照明システムはエネルギー消費の低減に向けたアプローチが必要となります。今後照明システムは大規模システムに接続され、IoTの影響はさらに増大していきます。既に完全なインフラを提供しているメインパワーシステムと併せて、照明システムは単に照明コントロールのみでなく、ネットワークから得られるすべてのデータ提供を可能にします。
Wirepas Meshを使ったIoT 接続ソリューションは、高いデータレートで各種センサーデータを取得するネットワークであるとともに、照明制御の動作待ち時間の少ないインテリジェント照明システムを構築することができます。センサーは、空き室状況や人の動き、空気の状態などの周囲のキーデータを取得できます。センサーはバッテリー動作が可能で、ウルトラローパワーモードによりネットワーク内で数年間継続動作が可能です。
資産管理
Wirepas Meshを搭載した富士通コンポーネントのIoT接続ソリューションは、ほとんど全ての環境やニーズにおいて、時刻データ付きの在庫状況、所在、温度、湿度、加速度を始めとする各種センサーデータなど、資産管理に要求されるデータを取得することができます。さらにデータ復旧や資産との双方向のコミュニケーション (オーダーピッキング)ができることで、資産管理の可能性が広がります。倉庫、オフィス、製造ライン、病院、オイル、ガス、建築などの資産管理があげられます。位置データの取得は自動的に行われ、位置はWPE(Wirepas Positioning Engine)によってピンポイントに取得できます。
センサー
富士通コンポーネントのIoTソリューションは、メッシュネットワーク内の無数のセンサーノードからの信頼できるデータ収集をサポートします。Wirepas Mesh に接続されたデバイスは低消費電力でバッテリー動作できるうえ、迅速かつ簡単にネットワークの大規模化が行えます。これらをベースに富士通コンポーネントは、様々な市場の要求に応え、簡単に実現できる統合型ソリューションをご提案いたします。
スケジュール
Wirepas 社
Wirepas Meshは大規模な無線IoTネットワークを実現します。Wirepas Meshはかつてない規模、密度、フレキシビリティ、信頼性を備えた、都市、工場、ロジスティック、エネルギー分野における照明、センサー、ビーコン、資産、機械、測定などを識別し、接続し、位置特定できる分散型IoTプロトコルです。 また、様々な無線ハードウェアと周波数帯で使用できます。Wirepasはフィンランドのタンペレに本社を置き、オーストラリア、ドイツ、インド、韓国、英国、米国に拠点を構えています。
Things connected – Naturally
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