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FCLコンポーネントグループ 責任ある鉱物調達方針

近年、鉱物資源の採掘において、児童労働や強制労働、人権侵害、さらには武装勢力の資金源となる事例が国際的に問題視されており、企業のサプライチェーンにおける人権尊重と透明性の確保が経営上の重要課題となっています。

FCLコンポーネントグループは、国際的な人権尊重に関する社会的責任と公共的使命を深く認識し、責任ある鉱物調達への取り組みを企業の重点課題のひとつとして位置づけています。
また、以下の取り組みを通じて、 サプライチェーン全体における人権尊重とリスク管理を強化し、持続可能な企業価値の創出を目指します。

リスク査定調査の実施

RMI(Responsible Minerals Initiative)が提供する調査帳票 CMRT(Conflict Minerals Reporting Template)および EMRT(Extended Minerals Reporting Template)を活用し、サプライヤーの皆様への働きかけと情報収集を通じて、サプライチェーンを遡ってリスク査定調査を実施します。

デューデリジェンスの推進

強制労働、人権侵害、紛争の助長につながるリスクの高い鉱物の使用を回避するため、国際的なガイダンス(注1)に基づいた活動を実施します。

高リスク鉱物の排除対応

リスクが著しく高い鉱物の使用が確認された場合には、速やかに排除に向けた対応を講じ、持続可能で倫理的な調達を目指します。

2025年9月1日
FCLコンポーネントグループ

注1: OECD紛争地域および高リスク地域からの鉱物の責任あるサプライチェーンのためのデュー・ディリジェンス・ガイダンス