インテリジェントな人感センサーをルネサスと共同開発

富士通コンポーネント株式会社（本社：東京都品川区、代表執行役社長：山本真二）は、ルネサスエレクトロニクス株式会社（本社：東京都江東区、代表取締役社長兼CEO：柴田英利）と共同でインテリジェントな人感センサーを開発しました。そのプロトタイプをルネサスは第7回 AI・人工知能 EXPO【春】の「小さく始めるAIパビリオン」に、富士通コンポーネントはSmart Sensing 2023に初出展します。

インテリジェントな人感センサー（プロトタイプ）

インテリジェントな人感センサーは、富士通コンポーネントの24GHzレーダーセンサーと、ルネサスのMCUおよびそのMCUに搭載するエッジAIソフトウェアによって構成されます。エッジAIソフトウェアはルネサスの機械学習モデル生成ツールReality AI Toolsを利用して開発されており、今回共同開発したインテリジェントな人感センサーは、人の在否などのデータを元に生成した機械学習モデルを用いて、人の動きを判定します。

従来、24GHzレーダーセンサーを応用した人感センサーを開発するためには、レーダーの出力信号解析に関する基礎研究や理論に基づいたアルゴリズム開発が必要でしたが、ルネサスのMCUと機械学習モデル生成ツールReality AI Toolsを利用することによって、比較的短時間で実用的なセンサーを開発できるようになりました。